NeblaPedesta

〜果てなき霧の中〜

大昔、まだ人がいなかった頃、
外界より巨大な力を持った
物質が空より落ちてきて、
それは各地に散らばり、精霊たちに宿り「神族」となり

後に現れる人類と各大陸を支配していくこととなる。


ある大陸の人々を支配する「神族」は
人間や動物等の屍や地肉を生け贄として捧げられたり
戦争での大地に染みた血を糧とし
「力」を存続させる能力を持っていた。
そんな「神族」の中でもの4人の兄弟が
最強と謳われる力を持っていた。

その中の末っ子の神族、白い風の化身トゥリスは変わり者で
人身供儀に反対する王として人間と共に暮らしていた。

それに対抗したのが長男の人身供儀好きな
黒い夜風ティトカ(テスカトリポカ)

ティトカは神族の中でも凶悪な性格で 温厚な青の神族に戦を仕掛けたり、 人間の国を病で滅ぼしたりと好き勝手にやっていました。

自分に反乱するものは徹底的に排除するティトカ。
すぐに神族の軍隊をトゥリスの治める国へ送りつけ
あっさりと全滅させ、トゥリスを「神々の地」へと連れ戻します。

連れ戻されたトゥリスはやはり人身供儀に反対しつづけ
ついにはティトカにその身を滅ぼされてしまいます。
もともと神族は簡単に死にませんが
トゥリスは人と暮らしていた間「力」を消費していた為に
ほぼ人間と同等の弱さになっていて
なんとかトゥリスは「明けの明星」へと姿を変えるも
ティトカに破壊され、その魂は散らばってしまいます。

トゥリスが滅ぼされたと知った、トゥリスの恋人
雨を司る青の神族のネブラは、ティトカに復讐するため
「神々の地」にある神族全ての魔力を奪い去る洪水を起こし
ティトカを封印。
さらに人間たちを神族の支配から解放するため
「神々の地」を浮遊大陸に変えて地上から遠く離し
ネブラは浮遊大陸の核となり、地下深くで眠りについたのでした。

魔力を洗い流された神族は 稀に不思議な能力を持つ人間へとなり 浮遊大陸で暮らして行くことになります。 それが浮遊大陸レグナムの始まり。

それから1000年。
地上はネブラが精製した浮遊大陸の「魔」が流れ出し
独自の生態系が生まれていた。

そんな中浮遊大陸、神々の地「レグナム」の
4つの神族の子孫が生まれた。

ティトカやその配下、黒の夜風を名乗る神族の末裔

黒の民。

トゥリスの配下や双子の弟とされるソロトルの末裔

白の民

ネブラの家系、雨の神族トラロク一族の末裔

青の民

炎と戦いを司る同じくティトカと対立していたウィツリの末裔

赤の民

そのうちの黒の神族が
再びティトカを復活させようと、各地に残った遺跡を調査していた。

洪水以前の歴史は残っておらず、

ティトカの封印場所も不明

黒の民(ティトカの化身や配下の末裔)は

浮遊大陸であることを隠し続け

表では宗教団体を装い大陸を支配していた。

白の民の名家「ルーデス」の末っ子である主人公セイは

リャマ一頭をつれて神都と呼ばれる黒の街を訪れ
遺跡調査隊に志願する。

初の調査の仕事で出くわした

オペレーターのヒナに一目惚れしてしまう。

最初に調査となった場所は

風の民の塔と呼ばれる

白の民たちの神殿だといわれた場所。

なんとか遺跡の奥にたどり着く。
そこには人々が信仰していた石像があったが
セイはうっかり壊してしまう。
それは「人々のトゥリスへの想い」が強かった為
トゥリスの魂の断片が宿っていた。

壊した瞬間、その魂の断片はセイに乗り移ってしまった。

そうとは知らず壊した石像はこっそり持ち帰り

大事にすることに。

石像は重要なものとして機関は探し続けていた。

セイは行く当てのないことをヒナに話すと

彼女の家の家事を手伝うことを条件に

ヒナの家に居候することとなる。

ヒナは青の神族の末裔の家柄だったことが分かる

セイとは違い、洪水伝説後

青の民は黒の民との数度に渡る

争いや弾圧によってほとんどの名家が滅んでしまっていた。

神都で最下層民だったヒナたち一部の青の民は

黒の機関に協力することで中層民にまでに

上り詰めたと言う。

自分たちとは違い、常に一生懸命生きている青の民たちを

セイは始めて知ることになる。

それからセイは昼間は遺跡で、帰ってからは家事をと

忙しい毎日を送っていたが

ある日再び遺跡で不思議な石の首かざりを発見。

セイがそれを拾ったとたん、意識の中に何者かの声が響き、

さらに遺跡の最奥へと向かい、そこで眠る

竜となったネブラを見つける。

ネブラはセイの意識の中へ語りかけ、

再びティトカが復活しようとしていることを告げ

それに対抗できるトゥリスを復活させるように言った。

ティトカ復活の事を調べるため

ヒナに協力してもらい機関のデータベースを探り

それが真実だと知る。

そしてこの大陸が浮遊大陸だということも。

が、時すでに遅く。

二人は「地上」を知ったものとして追われることに。

ネブラの残した首飾りの石が地上に通じるものであり

唯一の出入り口である湖に身を投げる。

地上に降りた二人は森をさまよううちに

人間の少女セツリと出会う。

セツリは若いながらも恩のある

ノコ族の用心棒でした。

しばらくノコ族の世話になることになった二人は

そのお礼として薬草を集める手伝いをすることに。

しかし途中でセイは皆とはぐれ

森の奥深くへと迷い込み「魂喰い」に襲われてしまいます。

なんとかセイを見つけたセツリとヒナでしたが

セイの様子がおかしい事に気付き、

ノコ族の村より西方の薬師ハルを訪ねます。

ハルによるとセイはすでに魂を喰われのではないかと

言われるが、セイの様子がおかしいのは

その態度と言動でした。

セイの身体に残ったトゥリスの魂の断片が影響してか

一時的にトゥリスが乗り移っていた。

トゥリスは皆に協力すると言い、

セイの魂を取り戻しに「魂喰い」の巣へと向かいます。

「魂喰い」を倒し

セイを元に戻し、二人はセツリと共に

各地にちらばるトゥリスの断片を探しに

旅立つことになった。

その頃、黒の神族…機関は

地上へと軍隊を送りはじめる。

各地の遺跡や

街にあるトゥリスの魂の断片を集めて行く。

途中セイは投げ出したくなったり

仲間同士のいざこざがあったり

苦難の連続。

様々な街を転々としながら人々の生活を見つめていくうち

そんな中、「自分の理想の生活を作りたい」

と、自由に生きるリャメラダになりたいと

セイは思いはじめる。

(中略)

ついにトゥリスの魂が完全に復活し

同じくしてティトカも復活する。

ティトカはセイの友人

黒の神族のライを媒介にしていた。

ティトカの放った地竜が大陸を荒らし、

更には浮遊大陸の核であるネブラの魔力を

抽出しようとする。

浮遊大陸が落下してしまう事態を避けるため

地上の魔導師を集め、浮遊の方陣を描く。

地竜はティトカのコントロールを離れ、

彼の左足を食いちぎりながらも大地を荒らす、

トゥリス(セイ)は友人を助けるためにも

先にティトカ本体を弱らせ、

ライを解放し、ティトカと協力して

地竜を倒すことを進める。

そこでやっと永年の兄弟の蟠りが溶け

ティトカとトゥリスは裂けた大地に地竜を沈め、

その上をつなぎ止める大樹へと姿を変え、眠りについた。

しかし身体のないトゥリスの媒介となっていた

セイは見つからず。

彼を探し続けていたヒナは、

いつしか大樹の側の村に住み着くようになる。

彼の夢であったリャメラダになることを思い出し

彼の連れていたリャマ、ソロトルと共に

大樹の近くへ引っ越す。

ソロトルが突然走り出し、ヒナはその後を追う。

ソロトルが走り寄った先には見慣れた姿があった…。

以上。

EDっぽいのまで描いてたけど

「おかえりただいま」系は野島で十分だと思う。

むしろ路線的にラストを変えてもイイと思う。

トラロクとか他の神族は普通の人間になった後も

どこかの遺跡で魂は眠ってました設定。

こっそり続編も考えてます。